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離岸 Gallery & Chanoyu

KY6B 肥前狛犬B 梶原靖元

KY6B 肥前狛犬B 梶原靖元

通常価格 ¥11,000 円
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 肥前地方に実在する狛犬をモチーフにした白磁の小品。

ネットで肥前狛犬と検索してみると、素朴かつ造形の妙趣に富んだ狛犬が出てきて、一般的な狛犬とはだいぶ異なる姿に驚きます。

もともと狛犬はインドからエジプトにかけての地域の(もしくは古代オリエントの)ライオンを象った像がその起源にあるようです。(スフィンクスなども、大きく言えば狛犬の仲間と考えられるようです。)それが中国(当時は唐)を経て、飛鳥時代に日本に伝わりました。

狛犬は平安時代頃までは、貴族や宮中などのみにあったようで、高貴な方々しかみることのできなかったようで、下々のための地域の寺社では、地元の石工が伝聞で想像した狛犬をつくりました。

そういった狛犬は、ざっくりとした造りで、素朴なものがおおく、俗に「はじめ狛犬」と言われています(ゆるキャラの先駆とも考えられます)。肥前狛犬もまた、そのようなはじめ狛犬のヴァリエーションとしてみることができるかもしれません。

肥前狛犬は現在の佐賀県、福岡県、長崎県、熊本県あたりに分布し、16c後半から18c後半にかけて、現在の小城市牛津町砥川を拠点にした石工集団が造ったとされているようですが、なぜ江戸時代中期に作られなくなってしまったのかは、よくわかりません。(ご存知でしたらお教えください。)

民衆が民衆のためにつくったおおらかでユーモラスなかたち。

そこには魔除けという類型的な意味を超えて、ささやかな安寧を願う気持ちが入り込んでいるようで、造形の素朴な分、ある種の誠実さが伝わってくるようです。

近年の梶原靖元の作品らしく、手びねりの(手すさびの)妙味が好ましい小品であるこの肥前狛犬も、民による民のためのもの、という系譜につらなるものでしょう。いかにも梶原さんらしいモチーフを見つけたものだと感心するものです。

手のひらにおさまるほどの小ささながら、おおらかな存在感があります。

笑う門には福来たる、ではありませんが、この憎めない存在がそばにあると(ふと目が合うと)心がふっと軽くなります。 

高さ 6cm

幅 4.5cm

奥行き 4cm

重さ 81g

 

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