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伊藤明美 松ぼっくり香合

伊藤明美 松ぼっくり香合

Dimensions (approx.)

W 65 mm
D 60 mm
H 40 mm
with original wooden box

Details

Material:

Stoneware with glaze

Country of origin:

Japan

Condition:

New / Unused

Care:

Hand wash recommended.
Not dishwasher safe.
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Not oven safe.
This piece is intended for food and drink use, as well as for appreciation as a handcrafted work.

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通常価格 ¥19,800 円
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写真について

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手仕事による作品のため、釉調や表情には個体差があります。これらは作品の特性としてご理解ください。

福岡で作陶する陶芸家・伊藤明美の香合。

松ぼっくり(松毬)を写実的に象ったかたちで、全体に釉薬が掛けられている。身の内側、香を置く部分にも施釉してあるのが、茶を嗜む伊藤さんらしい心配りといえるだろう。

W 65 mm
D 60 mm
H 40 mm
付属品|共箱

向き
松ぼっくりなので秋から冬にかけて用いるのが順当だろう。

古くは延喜年間の「京極御息所褒子歌合」に

駒並めて君がみにくる春日野は
まつかさしげし雨にぬ

とあり、これは春の歌となる。

山口県の近代歌人である生田蝶介は、

秋かぜの吹きすぐるときわが肩を
打ちて落ちたる松かさ一つ

と詠んでいる。

西洋に目を向けると、松毬は、テュルソスという、ディオニュソスが持っている杖の先端に用いられている。
『ギリシア詞華集』第6巻165番に

エウアンテはバッコスに捧げた。
バッカスの一団を駆り立てる、回転する鳴り物を、
斑の仔鹿の皮を、
鳴り響く青銅の打楽器を、
毬果を戴く緑のテュルソスの杖を、
軽くも重く轟く太鼓を、
そして、飾り紐を結った髪の上に
幾度となく掲げた箕を。

とある。

ちなみにテュルソスの先端のものが松ぼっくりかどうか、ということについては議論があるが、すくなくとも次のようには言えるだろう。
すなわち、原語ではκωνοφόροςであり、これはκῶνος=cone、円錐状のもの・松などの毬果とφόρος=「〜を担う、〜を帯びる」の合成語であって、文字通りに訳すと「cone-bearing=毬果をつけた」となる。
また、中世ビザンツの辞典『スーダ』において『ギリシア詞華集』6.165を引用し、κῶνοςを松の毬果として説明している。少なくとも後代のギリシア人は、この一節を明確に「松毬を付けたテュルソス」と理解していたといえる。

クリスマスに松ぼっくりを飾りとして使うこともあるので、その時期に用いてもよいだろう。

Ref. AIU11

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