TY6 自然釉鉾瓶 共箱　辻村唯

窯のなかで小壺とくっついた鉾瓶。

偶然によって生み出されたその立ち姿が美しく、花を入れずとも成立しています。

（小壺により、重心は中心からずれていますが、きちんと自立します。普通に置いておく分には問題ありません。）

そしてまた、光の当たり方でドラスティックに表情を変える複雑な自然釉。

背景が暗く落ちている写真は、日が傾いた時刻に、強めの西日による自然光のみで撮影したもの。

小さな木の台に乗っている写真は同時刻、トップライトのやわらかい自然光で撮影。

光の強さに呼応して、胴下半分の淡いブルーの自然釉と胴上部の灰がかって煤けた色の部分のコントラストがはっきりと表れます。

共箱あり

高さ35cm

幅14cm

奥行き14cm

辻村唯
1975 奈良県生まれ。幼少期からやきものに触れ育つ。
1993 父、辻村史朗氏に師事し、本格的に陶芸の世界に入る。
2000 奈良県水間にて築窯し独立。