梶原靖元の書

(目次)
序文
連載〈梶原靖元の書を読む〉
書作品一覧
作者プロフィール
展示記録
梶原靖元〈書〉への序文
2026年、梶原靖元の書を初めて紹介する展覧会を、離岸で開催しました。
陶芸家として知られる梶原靖元さんですが、その創作はやきものだけにとどまりません。長年にわたり良寛の書に私淑し、自ら詩を書き、日々筆を執り続けてきました。
本展は、今まで知られていなかった仕事を、一人の表現者による独立した作品として紹介する試みです。
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ある時、梶原さんの窯を訪ねた際、「毎晩の練習です」と見せていただいた書がありました。その書を目にした瞬間、私は、これは陶芸家の手すさびではなく、梶原さんという表現者の根幹にある仕事なのだと直感しました。
そこには清らかな水のような静けさがあり、どこか少しの含羞とユーモアをたたえながら、雄弁ではないけれど静かに語りかけてくる美しさがありました。
そう確信し、ぜひ書の展覧会を開かせてほしいとお願いしたのです。
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当時、梶原さんが書を書いているという事実は、ほとんど知られていませんでした。しかし、その作品は、きちんとしたかたちで世に紹介し、次の時代へ手渡していくべきものだと考えました。
作品を販売するだけでなく、今の時代に伝えるべき価値を見出し、社会へ提示すること。それもギャラリーの重要な役割だと考えています。この展覧会を企画したのは、そのような思いがあったからでした。
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本ページでは、作品をご紹介するとともに、「〈梶原靖元の書を読む〉」という連載を通して、その仕事を毎回、読み解いていきます。
連載〈梶原靖元の書を読む〉
梶原靖元の作品を読み解く連載です。器と書の関係、良寛とのつながり、線や余白、言葉、茶の湯――。作品鑑賞に役立つ補助線を引きながら、梶原書を深く味わっていきます。
#1 焼き物と書
#2 なぜ書なのか(9月配信予定)
#3 良寛(10月配信予定)
(以降順次配信予定)
〈書作品一覧〉(画像クリックで詳細をご覧いただけます)
作家プロフィール
梶原靖元
1962年伊万里生まれ。
唐津を拠点に制作。
古唐津をはじめとする古陶への深い研究をもとに、現代における唐津焼の可能性を探求している。近年は、毎年のように韓国や中国の古窯の視察研究に赴き、その成果をもとに自身の作品を深めている。
長年にわたり良寛の書に私淑し、書・詩・絵画などにも取り組む。
2026年、離岸にて初の書展を開催。
展示会記録
2026年7月4日–26日
前後期・全作品入替















