KM9B 白磁縁皿　川端まさみ

径15cm

高さ3.3cm

どこか儚げな香りで、フランスの古陶磁にも通ずるような、シンプルな白磁の皿。

2,3箇所鉄粉が浮いていたり、やや釉のムラがあったりします。

KM9Aよりは見込みがやや厚く、その分、重さがあります。

佐賀県の有田・波佐見のほうで作陶される川端まさみさん。


「何気ない美しさがあればいいなと思っています。主張し すぎないように自然に控えめに。そのなかでも印象的な部分や緊張感を、どこか一部に、もたせ られるように気をつけています。」とおっしゃるように、全体と細部に対するバランス感覚を持っています。


川端さんは古伊万里がお好きで、なかでも初期伊万里、「唐津から有田の白磁へ移行する期 間の磁器のはじまりに近いものの雰囲気に惹かれ」、「唐津から初期伊万里の間にある古いもの のなかの曖昧さやグレーゾーンをひろって白磁で表現しています」。




川端まさみ
1990 石川県出身
2013 金沢美術工芸大学工芸科 漆・木工コース 卒業
2015 金沢美術工芸大学大学院 修士課程 修了
2019 京都府立陶工高等技術専門校 修了