MM3 しのぎ紗綾形文壺 宮岡麻衣子
MM3 しのぎ紗綾形文壺 宮岡麻衣子
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¥110,000 円
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青梅市で作陶する花月窯、宮岡麻衣子の三耳、しのぎ紗綾形文壺。
高台わきからすっと曲線を描いて伸びていくと、その輪郭は、高い位置で張り出した胴からやや直線的に甑(こしき、口の立ち上がった部位)に向かう。
青みがかった肌と、やや軸に対して非対称な体つきが、古伊万里のようでも、人間らしくもあり好ましく、物腰の柔らかな貴婦人といった風情を醸し出す。しのぎの彫りが光の陰影を作り出し、それが胴の最大径の部分よりも上に位置しているため、視線の誘導効果も相まって若々しい印象を与え、気品をより確かなものにしているのだろう。
コシキに描かれた文様は紗綾形(さやがた)といって「卍」を連続した文様。卍という吉祥が連なることで、家の繁栄や長寿の意味が込められている。
高さ29cm
胴径26cm
口径13cm
宮岡麻衣子
1974年 横浜市生まれ
1998年 武蔵野美術大学油絵学科卒業
2003年 愛知県窯業高等技術専門学校卒業
2004年 青梅にて独立