離岸謹製　香立て＋香台F　メープルと深海松

ゆらすかおりの展示にあわせ、今井麻美子の特別な香りを荘厳（しょうごん）するためにつくった、一点ものの、香りの舞台。

線香を使いたくなる。　

線香を焚かないときでも、飾っていていい感じ。

そんなものをつくってみました。

ゆらすかおり＝今井麻美子の線香と一緒にぜひどうぞ。

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商品概要

この商品は、創香家・今井麻美子のブランド「ゆらすかおり」の総天然線香(*1)の使用を想定して作られています。今井麻美子=ゆらすかおりの香は特別なもの。それを使う時間/空間もまた特別なものとして演出するべきだと考え、香り を荘厳(*2)する「舞台装置」として考案しました。

線香を使いたくなるデザイン。使わないときでも、かざっているだけでも気分が良くなるデザイン。そんな香立て+ 香台があまり市場になかったので、自分で作るより他になかったのです。それは裏を返せば、現代の日本において、日 本の香文化が成熟してないということの表れでもあると思います。

市場に出回っている合成香料を使った香りは強い。自らを誇示する香りは鼻をつまみたくなります。反対に弱き香りに対しては、私たちはその幽玄性を聴き取ろうとし、集中する。故にリラックスします。香りそのものの良さに加え、 というか総天然香の本質として、香りの良さと弱さは等価なのです。

伝統的な原料と製法でつくられた線香などの「弱き香り」は西洋の香りにはない優しさや独自の歴史があります。そ れを取り入れるライフスタイルが徐々に人口に膾炙し、香りに対する感度が高まり、西洋とは違った「もう一つの香の 文化」として当たり前の選択肢になっていけばいいなあと願っています。

〈使用上の注意〉
• この商品はゆらすかおりの線香の太さを基準に製作しています。他の線香への適合は保証しません。
• 線香の燃え残りが穴に残ったら、優しく叩いて取り出すか、クリップなどの細い先端でやさしくほじくりだしてください。
• 水晶系・石ころ系・深海松の香立てはいずれも水洗いできます。
• 香立ては衝撃や落下により破損します。とくに水晶は欠けやすいので、取り扱いにご注意ください。深海松は加えて表皮?のささく
れのようなものもあったりしますが、剥いたりしないほうが良いと思います。
• 木製の香台は、僕の実験した範囲では、線香の燃えかす程度では燃えません。また焦げ跡がつくこともないと思います。ただし線香
の使用中は傍を離れず、見守ってください。
• 木製の香台は水洗いできません。汚れたら乾いた布で拭いてください。水拭きすると表面がすこしザラザラするかもしれません。その場合は400番のヤスリで磨くと良いと思います。
• 木製の香台にはオイルフィニッシュのものと、無垢のものがあります。無垢のものは比較的汚れへの耐性が低いのでご了承ください。見た目がそのほうがかっこいいから、あえて無垢にしています。
• 金属製の香台は、角などはわずかに面取りをし、鋭利な部分を和らげていますが、適度にエッジを残しています。指を切ったりしないよう、ご注意ください。
• 金属製の高台は、洗う場合は中性洗剤で洗って、すぐによく拭いて水気をとってください。アルカリ性や酸性のものに(長い時間)触れないようにしてください。色の変質などが起きます。
• 鋭利な部分がありますし、火気を扱うものでもあるので、使用に際してはお子様のいるご家庭ではとくにご注意ください。全体的に壊れやすいものと考えて、末永くお使いください。
• メンテナンスや使い方でご相談等があれば離岸までお問い合わせください。(可能な場合は有償にて修理承ります。)
• 石ころの香立てや木製の香台は、手触りの良さにも留意して制作しています。たまに撫で回してあげてください。気持ちいいいと思います。水晶系、深海松も面白い素材です。たまに手に とってディテールを見たりしてみてください。

*1  今井麻美子は総天然という呼称は使用していないが、離岸の独断で、一般の線香との違いを明確にするため使用している。総天然というのは今井麻美子 =ゆらすかおりの線香(を含む香すべて)では、合成香料や着色料を一切使わず、天然の原料のみを使用していることに由来する。
*2 荘厳(しょうごん)。たしか仏教用語です。「飾る・設える」の最上級形みたいなニュアンスとして使っています。